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 石走る 垂水の上の さわらびの
萌出る春に なりにけるかも
 
「春(はる)」という言葉はいのちの張り出すことを
意味したとも言われています。
 
(万葉集がわかる:AERAMOOK)
 
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渦の道
 
仕事はお休み、お天気も一応晴れ。お出かけしたい!で、大鳴門橋の捕剛桁を利用して渦潮を上から見える展望台「渦の道」へ行って来た。
GW前に出来たとあって観光ガイドにもまだ載っていない。場所は分からないけど橋の近くまで行けば何とかなるのでは。。。とりあえず出かけてきた。
 
山道を登ったところに大鳴門橋架橋記念館エディがあり、その向こうに渦の道がある。
山の上の駐車場まで来ると思いがけず満車だった。
この日の干潮が9時30分。渦が見えるのはその前後1時間半の間。計算してみるとちょうど渦が終わる頃だった。観光バスが何台も停まっているので観光コースになっているのだろう。

エディから歩くこと450メートルで「渦の道」の建物に着く。中に入ってみると観光旅行の赤や青いバッヂを付けた人がたくさんいた。
展望室まで450メートル。途中の通路にも所々ガラス張りになっている場所がある。
乗っても大丈夫!と思っていてもやっぱり怖い(^^;
展望室には畳1枚ほどのガラスが計8カ所。のぞくとそこは45メートル下の激流。
ちょうどその場にいた観光バスのガイドさんが一言。
「パンフレットの写真といっしょ!」
・・・・・写真と違ったら困るじゃないの(^^;と思いながら写真を1枚。
時間がずれていたので大きな渦は見られなかったものの、かわいい渦巻きを見つけた。

♪エンゲル楽団演奏会〜(^^;;;
 
舞台となる徳島城博物館は徳島公園の中にある。ジョギングコースにもなっている公園内を歩いていると、後ろからジョギング中の男の人がやって来た。歩いている私を追い抜いた後、クルッと振り返って一言「バイオリンですか?」「・・・はい」それだけ訊くと、また走り去ってしまった。何だったんだろう(~_~)
 
りはーさるは10時から。この時点で雨がポツポツと降っていたので、練習は庭に面したガラス張りの通路で行われた。ここなら寒くないし、風を気にしなくて良い。
弦楽器は湿気厳禁だから当然室内での演奏になるだろう。祈りが通じたのか(?)庭に面したガラス張りの通路に椅子を並べてくれた。
 
ところが、昼食が終わった頃、スタッフがテントを張り始めた。雨が降っているから観客用のテント。。。?と、思ってみていると、オケの位置にテントを移動し始めた。確認に行ってくれたK先生(Oさんのバイオリンの先生)が帰ってきて一言「私たちのテントみたいよ(^^)」
外で弾くと決まったとたん、背中にカイロ、靴下にもカイロ、座布団代わりに持ってきた膝掛けにもカイロを貼って、全身ほかほか〜(^^)。一番効果があったのは「座布団」だった。足が暖かくなると、あまり寒さを感じない。雨で湿度が高かったのと、テントの効果もあったのかもしれない。
 

♪エンゲル楽団演奏会〜パウル・エンゲルさん。
コンサートは博物館の庭園で行われた。お客さんが入り始めると、出演者は控え室待機。出番までは「外を歩かないように」だの「音を出さないように」だの言われた。そのおかげで別名「俘虜収容所」とも・・・・・(^^;
 
練習も出来ないので、お茶とお菓子を食べながら、聞こえてくる人形劇のせりふを聞いていた。
物語は徳島俘虜収容所に収容されていたエンゲルさんと、チェロを抱えたTさんとの出会いから始まる。バイオリニストのエンゲルさんの「一緒に音楽をやりましょう」の一言で「徳島エンゲル楽団」が結成された。最初の頃は楽器や楽譜の調達も大変だったそうだ。
 
人形劇では迷子になったエンゲルさんとTさんが偶然で合う場面。事実はちょっと違っている。
当時、俘虜収容所ではいくつもの楽団や合唱団が結成されていた。その一つがバイオリニストパウル・エンゲル少尉を中心とする「エンゲル楽団」だった。
「俘虜が収容所内で演奏活動を行っている」との新聞記事を見た徳島の青年が、鳴門まで見学に行った。その時、収容所の隅の空き地で練習していたのがエンゲル楽団だった。
青年達は松江所長に、エンゲルから直接指導を受けたい!と直談判した結果、エンゲルさんもあっさりOK。弟子入りを認められることになった。
エンゲルさんの指導は厳しく、少しでも違う音を出せば「NO、NO!」と叫んだ。楽譜を読める人も少なく、エンゲルさんが音を出し、その音を耳で覚えて演奏するのでどうしてもメロディ中心の練習になる。
エンゲルさんは「こういう時代に、こうしたことが出来るのは本当に稀有なことであり、感謝しなければならない。自分も頑張って指導していく。」と口癖のように言っていたという。

参考文献:「板東ドイツ人俘虜物語」林啓介著
      「『第九』の里ドイツ村」林啓介著



♪エンゲル楽団演奏会〜演奏会

「虎さん熊さんは阿波弁やけど、Tさんは阿波弁でないなぁ。」
阿波弁と言っても、場所によって微妙に違ってくる。それぞれの阿波弁論を話している内にオーケストラの出番になった。

エンゲルさんが来る前に練習しよう!と、始まった「田園第1楽章」は、倍のテンポで演奏される。
こっそり聴いていたエンゲルさんが「ここは散歩しています、さんぽ、さんぽ、、、」と歩きながら指揮をとる。今度はおなじみのテンポでの演奏。
第2楽章は「小川の流れるように」という初めから20小節と、フルートやオーボエが鳥の鳴き声を奏でる最後の30小節の抜粋。
「ふるーと、ウグイス、デス」
「おーぼえ、ウズラ、デス」
演奏途中に台詞が入り、最後に「みなさん、鳥の気持ちになりましたか?」
観客席から笑いが起こった。笑いをとるようなシーンじゃないんだけど・・・と、舞台を見ると、虎さん、熊さんが鳥になって飛んでいた。
 
第3楽章は「田舎の人々の楽しい集い」。後で台本を見ると、演奏中に「もっと楽しく」と台詞が入ったはずだったけど、気が付かなかった(^^;
ここまでは、何とか演奏できたけど、問題は第4楽章だった。「嵐です。雷から逃げます。もっと速くもっと速く。」
どんどんテンポを速くしていき、演奏が崩壊する場面。速すぎて弾けませんでした(^^;この後で、3,4,5(の前半を)楽章を演奏する。
この第4楽章が苦手で、テンポが速い上にフラットが4つ。解読作業が大変だった。その上、「ふぁ」のフラットって〜???
第4楽章の後半で、3段ほど「弾いてる振り」をしたものの、無事に?第5楽章へ。
第5楽章で一番苦労したのは延々と続く「3連符」。カウントの取り方が悪いのか、いつも気が付くと違うところを弾いていた。
考えた末「主旋律に合わせれば良いんじゃない!」。楽譜に小さくメロディを書き込む。5線符に書き込むと分からなくなるから、下に「らーふぁーど・らーふぁ・・・・・」これで本番を乗り切りました。(^^;
 
やがて戦争が終わると、エンゲルさんはドイツに帰って行った。
「ドイツの誇りベートーヴェンの交響曲第9番を「エンゲル楽団」で演奏できなかったことが心残りです。いつか再会できたらやりましょう・・・」と、言い残して。
 
「この石垣と松は変わらないなあ・・・」天国で天使になったTさんと熊さんが、しみじみと昔話。話題はもちろん「エンゲル楽団」だった。
「板東からの送り迎えでは、よく車を川に落としそうになったなあ」
・・・・・実は、落ちたことがあるらしい。それも吉野川に。
それでも、毎回の練習には欠かさず徳島まで出張指導に来てくれたエンゲルさんってスゴイ!
 
ここまで来れば後は「歓喜の歌」だけ。
観客席にいた合唱団の方、寒い中見てくれたお客さん達と最後の演奏。
お疲れさまでした。
 
「戦争という人間の誇りや喜びを無視した時代に、これほどの音楽を愛する心を伝えた人がこの徳島にいたのです。」(「エンゲル楽団とベートーヴェン」人形劇台本より)
 


春夏秋冬猫づくし
 
トップページのイラストをお借りしているRUGEさんの「イラスト原画展」が今日から開催される。
市内にある喫茶店での原画展で、約束の時間より少し早めにお店に着いた。注文したチーズカレーが来るまで、お店に展示された猫イラストを鑑賞。タイトルに「春の巻き」とあるように暖かいイラストがたくさんあった。
 

入ってすぐに招き猫100匹(10枚くらいのイラストにいろんな招き猫が100匹)。壁には昨年作った「猫Tシャツ」。今までのビール作りの総集編「手作りビール始末記」や便せん、絵はがきの猫グッズ、と、その原画。

一番大きなイラストにはお花見をしている猫猫猫・・・。イラストに下には「何匹いるか当たった方には猫グッズプレゼント」と書いてある。早速数えたけど、、、100匹で挫折した。何度数えても途中で分からなくなる。そうこうしている内にチーズカレーがやって来た。
ドライカレーの上にゆで卵スライス、その上にとろとろチーズ。これが美味しい(^^)
 
カレーを食べているとRUGEさん登場。さっそく友人一同からの花束を渡す。
クイズの答えをこっそり教えてもらおうと思ったら「これから数える」とのこと。今回の「春の巻き」がお花見だから、夏は・・・。なにが出てくるか楽しみではあるけど「今度は余白を空けずに描こう」と言っていた笑顔が気になる。
RUGEさん、お手柔らかに。
 

<<おまけ>>
店長さんはガラス工芸をされているそうで、注文したアイスコーヒーはこんなグラスで出てきました。(造ったのは店長さんではないそうですが)
お客さん(子供さんだったそうです)に「ぐらすのおっぱい」と、言われたとか。
取っ手の代わりになって、持ちやすいグラスでした。
 


 
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